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「ホテルサンルート小松」ユニットバス塗装

2017年2月19日投稿

2月5日から12日まで、石川県小松市のホテルサンルート小松のユニットバス塗装に出かけました。
全国リグレーズ工業会のバスメイク(株)さんが受注された物件の応援施工です。

1年1ヶ月前にワンフロアーを施工し、以後問題が発生していないことから、次のフロアーのゴーサインが出ました。
今年7月、12月、来年1月で残りの全室を施工します。

私を含めた応援者4名、バスメイク(株)代表の津田さん、現場研修参加者2名の総勢7名でワイワイ楽しくやりました。
岡山に戻ったらドット疲れが出ましたが・・・。

大型物件施工のために会員企業でチームを編制できる。
これは全国リグレーズ工業会の強みです。

バスメイク(株)津田さんは浴槽・浴室塗装を専業とし、12年以上活動を続けられています。
12年前他の代理店システムに加入しこの業界に参入された後、1年半前全国リグレーズ工業会へ移籍されました。

<他のフランチャイズや代理店システムに加入した後、何らかの事情で全国リグレーズ工業会に移籍する。>

全国リグレーズ工業会には、このような会員企業が20社前後おられます。
何らかの事情とは、FC本部が破綻した、施工での瑕疵発生率が高すぎる、などです。

バスメイク(株)さんは通常少人数で活動しているため、工期に制限のある大型物件は今まで受注を避けて来られました。
1年6ヶ月前の基本技術研修後このホテルの件で相談を受けた時、私は「皆に応援要請して必ず人を集めます。だから大丈夫ですよ!」と自信満々に話しました。
(初めてのことではないのですが、毎回責任重いです。)

この業界で仕事していると特に大型物件の受注を目指していなくとも、ホテル等の話が舞い込みます。
確実な施工をする業者がまだ少ないこと、独立系の企業では人員・工期・機材面で対応出来ないこと、などが原因です。

しかし、たまに舞い込む大型物件のために4~5人の技術者を常時雇用するのは大変非効率的です。
人数分の塗装機、送排風機、サンダー、赤外線乾燥機などを準備しておくのも大きな負担です。
だから、普通は「せっかくの良い話なんだけど、今回は断念しよう。」となります。

全国リグレーズ工業会のやり方だと、人員・工期・機材面などに問題はありません。
無理すれば15人以上の吹き手(浴槽・浴室に適切にスプレー出来る技術者)を集めることが出来ます。

全国リグレーズ工業会にはこの数倍の吹き手がいますが、なにしろみんな原状回復工事、建物クリーニング、傷補修(リペア)、建築塗装などの本業や浴槽・浴室塗装で忙しい。
現状では15人集めるのが精一杯です。

とは言え熟練した吹き手が15人いれば、数百室のホテル施工もこなせます。
もちろん吹き手以外に足付け、養生、仕上げなどの人員も必要ですが、こちらの人集めは比較的容易です。

機材も各自持ち込みなので、受注者はたまにしか使わない機械を買い揃えておく必要もありません。
使う塗料(Hawk社製品)も施工方法(リグレーズ工法)も全員同じなので、施工はスムーズに進みます。

応援費用も「お互いさま」の方針で決めています。
受注者が毎回必ず利益を出せるようリーズナブルかつ抑えめに設定しています。
これは意外と大切です。

応援者も現場でベストを尽くしますが、やはり一番大変なのは受注者です。
大型物件の現調・見積・元請けおよびホテルとの度重なる交渉・現場資金繰り・材料仕入れ・実際の施工・施工時に発生する諸問題への対処・売上金の回収・・・。

慣れてないと正直大変です。
最初の頃は、あまりの大変さに涙目になることもあるでしょう。

だからこそ、一つ一つの現場で受注者が確実に利益を出せることが大切です。
「一時は請け負ったことをすごく後悔した。でも結局やって良かった!」
と心から思えないと次につながりません。

また、このようにして大型物件を施工した企業は、必ずと言って良いほど他社が受注した大型物件の応援に来てくださいます。
これはどの社会、どの業種でも同じでしょう。
だから私は全国リグレーズ工業会で大型物件が発生した時は、必ず応援施工に行きます。
たとえ呼ばれていなくても。(笑)

昨年わが社が工期が短く規模の大きい社員寮を受注した時も、過去に私が応援に出向いた会員企業は、まさに万難を排して駆けつけてくださいました。
「お互いさま」の原理が良い形で働くのです。

最後にこの件に関し付け加えておきたいこと。
「ホテルサンルート小松」全館施工は、今後バスメイク(株)さんにとって輝かしい実績となります。

 

 

高梁市バスタブ塗装

2016年10月1日投稿

9月26~28日と岡山県高梁市で施工。
わが社から高梁市まで距離にして60km、車で1時間30分程度かかります。
山口県、愛媛県など3~400kmの出張と較べるとずいぶん近く、そして楽に感じます。

むかし地元での各種リフォーム施工がメインだった頃は、現場までの平均移動時間は20分程度でした。
30分以上かかる現場は、当時ずいぶん遠い所のように感じていたものです。

人間の感覚・知覚・認識は驚くほど相対的です。
「いい加減」、「当てにならない」とも言います。

そんな人間の書くブログですから、きっと正確さに欠ける部分もあることでしょう。

今回の施工は、実にオーソドックスなものでした。
古いアパートのユニットバスが全体的に経年劣化。
塩ビ鋼板の壁面下部にフクレがわずかに発生。
FRP浴槽喫水線以下の表面ゲルコートが消失し、下層のガラス繊維が広範囲に露出。
当然のごとくクラックも発生。

天井・壁・床の劣化は許容範囲内というオーナーの判断で、今回は浴槽のみ施工。
塩ビ鋼板のフクレが進行し錆が目立ち始めたら、残りを施工することになるでしょう。

1日目、FRPライニングを中心に下地補修および足付け(サンディング)。
2日目、ベースコートとトップコート吹き付け。
3日目、養生除去、バフがけ、撤収作業等に2時間強。

赤外線ランプによる強制硬化の必要もなく、比較的のんびりした施工になりました。

- のんびり - ?

本当はいつも「のんびり」仕事したい。
しかし現実は違います。
時間に追われながら「狂ったように」施工するのが、この仕事の常態です。
つまり狂気が正常な異常な世界です。

「こういう事を書くから、技術研修受講者が減るんだ!」と時々叱られます。
「でも本当のことだから・・・。」と答えるしかありません。(笑)

今回の施工中も、会員企業の皆さまから技術的質問を含め、いろいろ電話をいただいたのですが、中でも4年半キャリアの熊本Yさんとは、「施工時の狂気スイッチのON/OFF 」に関する哲学的・詩的考察で盛り上がりました。

お客さまにはあまり聞いて欲しくない内容ですが、当人たちにとっては楽しいことこの上ない会話です。
携帯電話を固く握り締め、狂気について話し込む四つの目は、きっと怪しい光を放っていたことでしょう。
まだ暑いですからね。

今回はめずらしく写真を撮りました。
天邪鬼の私は「今回こそ写真を撮ろう!」と決めると、必ず撮りません。
「自分に対して天邪鬼になっててどうするの?」と思いますが、そのくせ「今回は写真必要ない」と決めると、素直にその決定に従います。
要するに基本的に写真撮りません。

今回の写真撮影は女房の功績です。
施工前と施工後、各々3回ずつスマホに「写真撮るの忘れないでね~!」とメッセージを入れてくれたのです。(フランス語と英語で。少し自慢そして自戒。次に、この一文を消せないことに自己嫌悪。やがて居直り。)

施工前後の違いが判別できないほど微妙かつ精妙な写真が撮れたのは、私の功績であり実績です。
私が施工写真を含め写真撮影全般を嫌うのは、実は天邪鬼だからではなく、ご覧のようにただ下手だからです。

 

 

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(浴槽およびエプロン 施工前)

 

喫水線以下に変色、クラック、ガラス繊維の露出。
これでは入居希望者も決断を戸惑うでしょう。

 

 

2016.09.30 042

(浴槽およびエプロン 施工後)

 

9ヶ月が経過して、フジスプレー社製ミニマイト5の取り回しにもずいぶん慣れてきました。
光沢、平滑さともにOK。自讃。

 

 

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(浴槽底面 施工前)

 

ゲルコートが加水分解により消失。
下層のガラス繊維が露出して美しくない。

 

 

2016.09.30 033

(浴槽底面 施工後)

 

写真と作文は下手だが、吹付けは上手?
自讃と長時間の自問。

 


 

今回の施工には後日談があります。
後日談と言っても施工翌日、おとといのことです。

高梁市は岡山県中西部に位置する人口3万人の小都市です。
車で移動してると山中の川沿いに、突然街が現れます。

歴史ある城下町ゆえか、街も人もとても落ち着いています。
なぜだかこの街のことが気になり、2日目のベースコート硬化待ち時間に車で辺りを少し探索しました。

車からしっかり整備されている武家屋敷を見ていると「備中松山城」の看板。
火に誘われる蛾のように城に向かう。(仕事は大丈夫か!)
ところがこの城は、天守が現存する山城としては、日本で最も高いところにあるのだそうです。
時間的にとても無理なので、泣く泣く断念。(仕事最優先!)

それで施工完了翌日、女房と日帰りドライブしました。
女房が撮った写真に変わったものが2枚あったので、ご紹介します。

 

 

2016.09.30 001

武家屋敷の居間

 

当主の首がわずかに右に傾き、息子に何かを話してる。
息子は神妙な面持ちで聞き、奥方はわずかに微笑んでいる。(奥方は美人です。)

見学者は即座に「何を話してるんだろう?」、「武士の心得を諭してるのかな?」、「それとも晩飯のメニューの相談か?」と想像を膨らませてしまう。

人形の首をほんの2~3度傾けるだけで、そこにえも言われぬ趣き、リアルさ、物語性が生まれるのは面白い。

塗装ロボットによる完全無欠な新車塗装より、狂気モードの職人が2~3センチ手元を狂わせてホンノリ垂らした塗りの方が味わい深いことに似ていなくもない。(違うような気もする)

あまりに驚いたので写真は撮ってないのですが、ここにはもう一体別の人形があります。
靴を脱いで玄関から部屋に上がると、とつぜん身長2メートルくらいの家来の人形が現われ、深々とお辞儀するんです。

女房も私もギョッとして大きく後ずさりしました。
女房はもう少しで悲鳴あげそうでしたね。

後で「君、あのね~。」とつぶやきながら確認すると、家来は身長2メートルどころか私よりうんと小さく、可哀相なことにずいぶん栄養が足りてない感じでした。
「人間の感覚・知覚・認識は驚くほど相対的です。”いい加減”、”当てにならない”とも言います。」と書きましたが、まさにその通りです。

帰る時に受付の男性が「玄関の人形ビックリしたでしょう!」、「センサーで人を感知して機械仕掛けでお辞儀するんですよ。」、「お客さんほぼ全員後ずさりするんですよ~。」とうれしそうに話しかけて来た。

私が少しだけムッとしながら、「具合が悪くなるお年寄りや、怒り出す人いませんか?」と尋ねると、おじさんの目がしっかり泳ぎましたね。
大惨事の予感、そして税金の無駄遣い。

お役所仕事にしてはなのか、お役所仕事だからこそなのか良く分かりませんが、この”お化け屋敷”、いや”お武家屋敷”、かなり変わってます。
高梁に行ったらぜひ訪ねることをお勧めします。
 

 

 

2016.09.30 002

武家屋敷の風呂

 

前日までこの街で風呂塗装してた私は、なぜかここで長時間固まってしまいました。

いやなに、ただ木製風呂桶の施工方法、工期、見積金額を検討していたんです。
見積書の名義を「おばけやしき様」とするか「おぶけやしき様」にするかで大いに悩みました。

 

 

鳥取県米子市ユニットバス複合リフォーム

2015年11月5日投稿

鳥取県米子市での施工。
この物件は、口コミによる受注です。
ありがたいです。

隣県の米子市、境港市には公私含めてよく行きます。

今年3月には米子市のアパート施工で15日間通いました。
米子市はわが社から距離にして100km弱、時間にして約1時間30分。
高速道路(米子道)が開通してからずいぶん楽になりましたが、それでも雪の中を15日間往復するのは少々きつかったですね。
でも行き帰りに仰ぎ見る冠雪の大山は美しかった。

仕事以外では今年になって3回米子と境港に行ってます。
妻と二人きりだったり、里帰りした子どもたち、そのパートナー、パートナーのご家族と一緒だったりといろいろです。

8月には長女たちの結婚を祝い、ご祈祷していただくために総勢11名で島根の美保神社まで足を延ばしました。
帰りはいつものように境港で海鮮料理を堪能し、海でしばし遊びました。

鳥取砂丘、倉吉、米子、境港、美保関、松江、宍道湖、出雲大社・・・・。
日本海側のこの地域は、何度行っても飽きることがないお勧めのスポットです。

 

今回の施工は、販売用中古住宅全面リフォーム工事の一環です。
浴室はリグレーズ工法で全面改修です。
顧客のご要望により、天井・ハーフユニット部(バスタブ・腰壁・洗い場床)はパール調塗装、壁面はパネル貼りです。

 


 

 

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(施工前)

 

bKD4Y7371

(施工後)

 


 

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(施工前)

 

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(施工後)

 


 

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(施工前)

 

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(施工後)

 


 

ユニットバス新規入れ替えの約1/4の費用でリフォームできました。

壁面タイル部分は、今回顧客のご要望でパネル貼りとなりました。
通常私が施工する場合は、パネルよりホーク社の石目調塗装「ストーンフレックス」(こちら)を使うことが多いです。

どちらの工法も付加価値アップには最適です。
ハーフユニット部のパール調塗装も同様に付加価値アップのため行いました。

それにしてもパール調塗装は魅惑的です。
「きら」、「きらら」、「マイカ」などと呼ばれる鉱物としての雲母が醸しだす不思議な風合い。
言葉ではとうてい言い表わせないし、写真でも再現できません。

蒜山・大山の紅葉も息を呑む美しさでした。

 

 
 

岡山市 バスタブFRP全面ライニング

2015年9月28日投稿

この仕事もインターネット経由でのご依頼です。

技術研修の開催、電話・メールによる技術的質問への回答、ホーク社製塗料輸入業務、全国リレーズ工業会会員企業への塗料発送、これら業務の合間を縫っての現場施工。

このような事情があるため施工専業の場合と異なり、地元での積極的な営業活動には慎重にならざるを得ません。

工期に強い縛りがある仕事が重なると、他の業務に関し身動き出来なくなってしまいます。

そのため全国リグレーズ工業会を15年前に立ち上げてから、地元津山市での仕事は減少の一途です。

営業活動してないのだから、当たり前と言えば当たり前です。

わが社の場合ネットからのお問い合わせは、エンドユーザーから直接いただくケースの方が多いです。

エンドユーザーとの取引きは工期に余裕をいただきやすいので、わが社のような事情がある場合たいへん助かります。

現場の受注も全国リグレーズ工業会の活動も、インターネットが無ければ無理だったでしょう。

ネット社会、IT社会に全然ついて行けてない身ではありますが、大いに感謝しています。

 

岡山市は、わが社から車で1時間30分、60km前後の距離です。

わが社が地元で営業活動していないこと、そして浴槽・浴室塗装が日本でまだ充分普及していない現状を顧みれば当たり前のことですが、私の現場は遠隔地かつ大がかりな補修を必要とする物が多い。

またまたFRP全面ライニングが必要な今回の施工もそうです。
一日中削りまくります。

私に体力があるという意味ではありませんが、体力勝負の仕事はほかに何の取り柄もない私向きの仕事と言えます。

体力と言えば思い出すことがあります。

昨年の夏、休日にちょうど夏休みで帰省していた息子と庭でビールを飲みながら日光浴していました。

息子 : 「父さん、体の裏側だけ異常に筋肉ついてない?」

私 : 「サンディング」、・・・・・、「サンディング」

息子 : 「えっ、 ナニ?」

私 : 「仕事でサンダー使って削りまくるから、背中側の筋肉だけ発達しちゃうんだ。」

息子 : 「ボク、やっぱ、この仕事遠慮しとくは・・・。」

私 : 「ビール」

たしかに私の体は前面がとても薄く貧弱で、背中側だけ妙に筋肉が発達しているというか、とにかく歪に盛り上がっています。
普通の施工者よりFRP全面ライニングおよび大研削作業をすることが多いからだと思います。

(おっと、貧弱な前面の下腹だけはしっかり前にせり出していますが、これはビールのせいです。)
下腹と頭部を除いた部分の労災認定を受けたいな、と時々思います。

 

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(浴槽壁面クラック)

 

築40年のFRP製浴槽です。

深く幅広いクラック(ひび割れ)がほぼ全面に走っています。

底面には穴が開き、微量ですが漏水しています。

浴槽全体が劣化しており、少し力を加えるとボコンボコンとたわみます。

まだ経験不足だった20数年前なら「無理です。直せません。」と間違いなくギブアップしていたことでしょう。

いずれにせよ、このような状態の浴槽をパテ処理で修復することは不可能です。

FRP工法(ガラス繊維強化工法)による本格的補修と補強が必須です。

 

 


 

 

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(施工前)

 

 

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(施工後)

 

 


 

 

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(施工前)

 

 

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(施工後)

 

 


 

こちらの投稿で触れたように、プラスチック(合成樹脂)は、液体との長時間の接触を苦手とします。

浴室環境では、液体すなわち水(湯)となります。

「恵みの雨」と言われるように、水は私たち人類だけでなくこの地球環境全体にとってなくてはならないものです。

私たちがどれほど「水」の恩恵を受けているか、列挙するときりが無いほどです。

しかし、私たちの浴槽・浴室塗装という業務に限ると「水(湯)」は、克服すべき対象となります。

克服するために私たち施工業者は、高い補修技術と優秀な塗装システムを持つ必要があります。

この二つが無いと工事瑕疵に至る確率が、(日本においては)圧倒的に高くなります。

これに関する詳細は、また次の機会に書いてみたいと思います。

 

 

美咲町 ホーロー浴槽再生塗装

2015年5月30日投稿

美咲町は私の居住地です。
現場はわが社と自宅兼事務所のちょうど中間地点にあり、どちらからも車で2~3分で着きます。
今までで最も近距離の現場かもしれない。
朝夕の移動が楽でした。(笑)

この仕事もインターネット経由です。
世界中を情報が駆け巡るネットを介して、目と鼻の先のお隣から声をかけていただく。
私のアナログ脳は混乱しました。
時代について行けてないですね。

 

 

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(施工前)

 

築35年の鋳物ホーロー浴槽です。

喫水線から下はホーロー表面がザラザラに荒れ、光沢も完全に消えています。

幸いサビはありませんでした。

FRPライニングが不要なので、難易度はさほど高くありません。

そうあることでは無いのですが、今回は天井バスリブと壁面タイルのカビ取りも同時に行いました。

カビ取りは、レインコート、ゴム長、ゴム手袋、ゴーグル、ガスマスク着用の完全防護でやりました。

そうしないと私も殺菌・漂白されてしまいます。

 

 

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(施工後)

 

リグレーズ工法では耐久性を高めるため、必ずホーク社製ベースコート「ウルトラグリップ4000」を最初に吹付けます。

エポキシ樹脂製塗料であるため、密着性・耐温水性が非常に高く、効果は絶大です。

またウルトラグリップ4000は厚膜タイプなので、今回のように被塗材の表面が荒れている場合にとても助かります。

少々の不陸にはベースコートに無機粉体を添加し、粘度および膜厚を調整することで充分対応できます。

ベースコートをスプレーパテとして使う感覚です。

ホーロー表面の不陸が激しい今回の施工でも応用しました。

 

3世代が同居される大家族のお客さまですが、わが家と同じで女性優位のようです。

バスタブの色に関しては、一発でピンクに決まりました。

浴室がとても明るくなったと喜んでいただけました。

男性陣のご感想は、残念ながらお聞きしてません。  (^◇^)

 

 

 

兵庫県加西市 FRP浴槽再生塗装

2015年5月23日投稿

先週の(株)サンゲツ東京支社 上級技術研修の余韻さめやらぬ中、わが社から100km程の兵庫県加西市でFRP浴槽再生塗装を行いました。

わが社に限りませんが、年々ネット経由での受注が増えています。
そして相変わらず遠隔地からの問い合わせも多いです。

高速道路を使えるとはいえ100kmは、高速代、燃料費等を考えると浴槽1基の施工でお伺い出来るかどうか微妙な距離です。
施主様から電話でバスタブの状況をお聞きし、受注させていただくことを決めました。

かなり特殊なケースです。
築後8年。
使用開始から4~5年で浴槽表面に異常発生。
お客さま曰く「今はFRP浴槽がはげしく色あせし、ゲルコート(メーカーが工場で施すポリエステル樹脂仕上げ塗装)が無くなって、表面にガラス繊維が露出している。」
築後20~25年ならまだしも4~5年は異例の早さです。

Why?
How?

と知りたくなるのは、この仕事をやる人間にとって自然な反応です。

 

 


 

 

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(施工前 NO.1)

 

喫水線(これは正しくは船舶用語です。ここではバスタブ水面ぎわの線と解釈ください。)から下が褪色および艶引けしています。
肉眼で見ると褪色部に微細なガラス繊維が大量に露出しています。
お客さまが入浴に不安を感じるのは当然です。

 

 

IMGP1002b

(施工後 NO.1)

 

現場調査の結果、「FRP全面ライニングは必要としない。ただしベースコートを倍量塗布することで、ゲルコート下のガラス繊維露出を防止する必要あり。」と判断しました。

  1. 入念な下地調整(サンディング)
  2. 2液反応硬化型エポキシ樹脂製ベースコート(ホーク社製ウルトラグリップ4000)を通常の倍量スプレー。
  3. 2液反応硬化型アクリル・ウレタン樹脂製トップコート(ホーク社製グラステック9200)通常量スプレー


基本工程は上記となりました。

 


 

同じバスタブをアングルを少し変えて撮影しました。

 

IMGP0971b

(施工前 NO.2)

 

IMGP0992b

(施工後 NO.2)

 


 

Why?
How?


なぜこんなに早くバスタブが劣化したのか?
やはり直接実物に当たるのが一番です。

お客さまは、水道代、ガス代の節約のため1週間お湯を張り放しにされていました。
そのうえ雑菌等の繁殖を防ぐため、毎日塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を少量投入されていたのです。

長時間の溜め湯と塩素の投入。
この二つが早期劣化の原因でした。

一般的に合成樹脂は、長時間液体と接触する環境を苦手とします。
そのような環境下では加水分解やオズモシス(osmosis=浸透作用)が起こりやすくなります。

FRP製浴槽はポリエステル樹脂を主成分としています。
ポリエステル樹脂は、石油を原料として作られる合成樹脂です。
故にFRP製浴槽は、長時間の溜め湯により劣化が進みます。

もう一点、一般的に合成樹脂はアルカリ水溶液に接触すると加水分解を起こしやすくなります。
(逆に酸性水溶液では加水分解が起こりにくい。)
塩素を投入すると浴槽内のお湯はアルカリ性となります。
故にFRP製浴槽は、塩素の投入により劣化(加水分解)が進みます。

なお今回のケースでは長時間の溜め湯によって起こるオズモシス現象(膨れ)は見られませんでした。

お客さまには早期劣化の原因をご説明し、塗装を長持ちさせるための具体的使い方を列挙したペーパー「使用上のお願い」をお渡しして現場を後にしました。
施工も無事完了し、 Why?  How?  への答えも出たのでとても爽やかな気持ちの帰路でした。

 

 

温泉ホテル ユニットバス全面塗装

2014年12月29日投稿

年末繁忙期に岡山県北湯郷温泉のホテル3室を施工しました。

ユニットバスを天井から床まで全面施工ですが、今回特に問題となったのは下の写真にある浴槽壁面クラック(ひび割れ)です。

 

 

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(バスタブ壁面クラック)

 

3室ともFRP製浴槽のほぼ同じ箇所にかなり長く深い亀裂が入っています。
バスタブ製造上の問題なのか、それとも躯体の歪みなど建物構造上の問題なのか判然としませんが、このまま放置すればそのうち湯が洩れ始めるのは間違いないでしょう。

この種の補修でパテを用いると、後で必ずと言って良い程同じ箇所にクラックが再発生します。
今回はFRPライニング(ガラス繊維強化工法)を採用しました。

 


 

 

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(バスタブ施工前)

 

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(バスタブ施工後)

 


 

 

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(壁面柄入りタイル施工前)

 

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(壁面タイル施工後)

 


 

 

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(床面施工前)

 

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(床面施工後)

 


 

 

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(施工前)

 

wideafteryunogob

(施工後)

 

 


 

若いホテルオーナーは、

「1年前同じ症状が出ている客室ユニットバスを新規に入れ替えた後、大阪のリフォームフェアでこの塗装工法を知った。」、

「ネットで検索し近くの御社を知り、すぐに電話を入れた。」、

「もっと早くこの工法を知ってれば良かった。なんか損した気分です。残念!」

と言われました。

 

最終日の12月28日、私がポリッシャーで仕上げのバフがけをしていたら、突然背後から、

「何しょーるん?」

と人の声。(びっくりした~!)

ちょうど共用部のジュータン張替えに入ってた会社の親方でした。

「驚かさないでよ・・・」と思いながら、

私 : 「塗装で風呂をリフォームしてます。」

親方 : 「ホーッ、そんな工法があるとは知らなんだ。競争相手がおらんけん儲かってしょうがなかろー。」

私 : 「いや、それ程でも・・・・・。」

親方 : 「アッ、そうか! 誰も知らんけん仕事が来んか? それじゃー儲かりゃせんわのー! ワッハッハー。」

私 : 「いや、それ程でも・・・・・。」

 

楽しい会話とともに今年最後の施工が無事終わりました。

 

 

 

ホーロー浴槽 FRP全面ライニング&再生塗装

2014年11月17日投稿

岡山県新見市大佐の一般住宅ホーロー浴槽再生塗装。

わが社から50kmほどの大佐にはかなり規模の大きいハンググライダー飛行場があります。
25~26年前長女がまだ小さかった頃、飛行場でのイベントに合わせて遊びに来たことがあります。
命がけで遊ぶ鳥人がたくさんいて、「人間ってすごいな!」とただ感嘆したのを覚えています。

あの頃は、防水・塗装を中心にしたリフォーム工事をやっており、まだ浴槽・浴室塗装は始めていませんでした。
数年後にリフォーム工事のお客さまから「塗装で風呂は直せないの?」と尋ねられ、
「どうなんだろう?」
と思ったところからこの仕事への取り組みが始まったことを思い出します。
25年ぶりの大佐、懐かしさもひとしおです。

今回は築後40年以上の鋼板ホーロー浴槽への、少し特殊な施工です。
浴槽底面にサビで穴が10ヶ所以上開き、お湯が洩れています。
シリコンコーキングや市販のパテで穴を塞ぎ使用されていましたが、やがて断念。
以前店舗として使用されていた空きスペースにユニットバスを設置され、穴の開いたホーロー浴槽はお役御免。
今回諸事情で一時的に(約5年間)このホーロー浴槽を使う必要が生じたための復旧工事となりました。
さてこのバスタブを生き返らせることが出来るのか?

 

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(施工前)

 

浴槽下部に10箇所以上穴が開いています。
上の写真は詰め物としてのコーキングやパテをすべて除去した状態です。
浴槽フランジ(天端)や壁面タイルの青色は、ご主人が市販の塗料をローラー塗りされたものです。
私が下見で訪問した時は浴槽内にも塗装されており、塗料が斑に残っておりました。
今回の施工では浴槽以外は現状のまま残すこととなりました。

 

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(FRPライニング完了)

 

写真では分かりにくいですが、穴を塞ぎ漏水を止め、長期の耐久性を確保するため、浴槽内部全面にFRPライニング(ガラス繊維強化工法)を施した状態です。

ホーロー素材に対してポリエステル樹脂は密着性が悪いため、事前に2種類のプライマーを塗布しています。
私たち施工業者は、これをWプライマーと呼んでいます。

FRPライニングを施すと浴槽表面に凸凹が出来ます。
長時間の研削作業で新品の浴槽と同様の平滑さにします。

研削にはWアクションサンダーを使用するためかなりの騒音が出ます。
集合住宅で施工する時は、周囲にかなり気を使います。
聴覚が麻痺し、途中電話がかかった時も良く聞こえないし、いつもの倍くらいの大きさで話して相手を驚かせたりします。

<余談開始>
今回のように一日中サンダーを回し続けると、帰りの車中で面白いことが起こります。

風切り音やエンジン音が、音楽に聴こえて来るのです。
それもなんとなく音楽っぽいものではなく、とても明瞭な楽曲として聴こえて来るのです。

初めてこの現象に遭遇した時は、「僕って作曲の才能があったんだ?!」と興奮し喜びました。

ただこの興奮はすぐに醒めやります。
車載オーディオと違って自分で曲を選べないのです。
この部分が気に入らないからと編曲も出来ません。
私の音楽的才能の有無とは何の関係もなく、ただ勝手に鳴り響くだけなのです。

シュルレアリスムのデカルコマニーや、ぼんやり空を眺めていると雲が動物や人の顔に見えてくるのと似た現象だと思うのですが、どんな曲が聴こえてくるかは完全に相手まかせです。(相手とは誰なのでしょう?)

通常は聴覚保護のため耳栓をして研削するのですが、今回はあいにく忘れてしまいました。
おかげで帰りの車中では1時間ずっと音楽を聴くことが出来ました。
ただちょっと気になったのは、楽曲がモーツァルトや渋いジャズではなく、三波春夫の「チャンチキおけさ」だったことです。(笑)

因みに三波春夫さんは51年前の東京オリンピックでテーマソング「東京五輪音頭」を歌われました。YouTubeでぜひ聴いてください。時代の流れを感じられます。
<余談了>

 

06b

(施工後)

 

周囲の傷んだ水色塗装はそのままでいささか残念ですが、リグレーズ工法で再生塗装し作業完了。
施主様には事前に了解してもらっていたとは言え、養生テープを剥がす度にタイル面のDIY塗装が剥がれるのが悲しいというか、とにかく残念でした。

とはいえ、お役御免のはずだった築後40年以上の浴槽が、FRPライニングと再生塗装で15年以上の耐久性を誇る強固さと柔軟性を獲得しました。
私も「お役御免」などと戯れ言を言わず、頭はいまさら無理でも体だけでも鍛え直し、このバスタブに負けぬよう、少なくともあと15年は現場や技術研修をやりたい。(笑)

この施工でも5年の保証書を発行しています。
この「5年」は、耐久性が5年という意味ではありません。
5年間だいじょうぶな施工であれば、6年目7年目あるいは10年目から異常が発生することはないことを意味しています。

通常お客さまには「10年以上の耐久性があります。」と口頭でご説明しています。
理論上もそうですが、私たちの20数年の施工経験がこれを証明しています。

 

 



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